人の死に際

人間は、死に際にさまざまな姿を見せる。その人の集大成が、顔の表情として現れる。穏やかな顔で死んだからと言って、それが霊界へ導かれた(成仏した)ということではない。仮に、人間としてのカルマを完遂していたとしても、霊界への道はとても厳しい。なぜなら、そこには供養してこなかった先祖の霊が立ちはだかるからである。それら先祖が霊界への道を阻止するため、霊界へはそう簡単には行けないのが現実である。

だからこそ、基本は先祖の浄霊(供養)に尽きるのである。一生懸命に先祖を助けていくと、自分が死んだ時、先祖が導いてくれる。そのためには、生きていた時にどれだけ先祖のことを真剣に考えていたか、浄霊を理解していたかが問われてくる。霊障を取ることや、自分が楽になりたいがための供養では、先祖しか助からない。浄霊を真剣に頑張ったものだけが、先祖とともに次に進むことができる。

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