原爆の日

広島に原爆が投下され、80年が経った。今朝も8時から、広島の平和記念公園で開かれた平和記念式典の様子がテレビに映し出されていた。口では核廃絶を訴えるが、終始うつむき、用意された原稿をただ読み上げる歴代首相の姿からは、それが単なるパフォーマンスでしかないことがよくわかる。

この平和記念公園内にある原爆供養塔には、身元不明や引き取り手のいない遺骨7万人分が安置されている。テレビでは、この供養塔を守り続けた女性の話が紹介されていた。生前、この納骨室で撮影された彼女は、そこにいる夥しい霊に憑依され、無念さを口にし、「帰りたい」と涙を浮かべていた。

戦後80年たっても、未だに戦死者たちは成仏もできずに苦しみ続けている。こちらに来る戦没者の浄霊依頼も、まだまだ僅かでしかない。80年周期という観点から見れば、今年から来年にかけ、日本が再度、戦争に巻き込まれてゆく可能性が非常に高くなっている。戦争、経済危機、食糧危機、気候変動、そして地球の変動期という様々な危機が目前に迫ってきている。メディアは盆休みの話で持ちきりになって浮かれているが、遊ぶことばかりを考え、危機を感じ取れないものたちは、手遅れになってからようやく騒ぎ出すか、あるいは事故や災害で消えていくことになる。マスコミの流すような平和ではないことを、しっかりと肝に銘じておく必要がある。

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