一般に、霊は弱電気を帯びており、家庭の中ではパチパチというラップ音を立てたり、電気でショートを起こしたり、静電気と同じような痛みを皮膚で起こしたりする。激しい時には、火傷のようになったりもする。特に電気に作用するので、部屋の照明が突然消えるなど、怪奇現象でよく見られるようなことが起こる。また、電波障害を起こすので、ラジオが突然聞こえなくなったり、テレビの画像に支障をきたす。よく見受けられるのは、写真を撮った時に、白や黄色の煙のような模様を描き出すことがあるし、映像がはっきりしなかったりもする。これらは、先祖霊や浮遊霊の類だと考えて間違いない。
このような霊現象は、家の中で先祖霊たちが右往左往している証拠である。先祖たちは決して怖がらせたいわけではなく、成仏させてほしいと訴えているだけである。そこで先祖の浄霊に気がつけば良いが、そのまま放置すると、今後は大きな事故や病気に発展してゆく。
重要なことは、霊の言い分をしっかり理解することである。霊能者たちの行う除霊は、逆に先祖を怒らせてしまう。先祖たちの望みは、立派な葬儀や法要ではない。成仏したい一心である。