おねだり知事

おねだり知事として連日メディアで叩かれている兵庫県知事だが、あまりにもマスコミが引っ張りすぎていることに違和感がある。メディアの報道だけを見れば、この知事は権力を笠に、物品をねだったり、特別扱いをするように強要したり、あるいはパワハラによって自殺者まで出したりと、非常に幼稚で悪どいイメージを抱く人も多いだろう。どのメディアも同じような報道をしているが、こういう時は特にメディアの嘘に注意した方が良い。少し調べてみると、これらの報道のいくつかが出鱈目であったことがわかった。

最近では、兵庫県養父市(やぶ)のスキー場の視察で、スキーウェアをおねだりしたと報道していたが、これがメディアによる真っ赤な嘘であったことが判明している。さらに他の浴衣などの件においても、ほとんどが誇張された「デマ」だったことが明らかになっている。つまり、一連の「おねだり知事」というイメージは、メディアが作り出した虚構だったのである。問題のパワハラにしても、これだけスマホが普及している現代で、録音の一つも出てこないほど、証拠がないのである。

なぜここまで執拗に叩かれているのかを調べてみると、興味深い事実がわかった。実はこの斎藤知事は、キレやすいが、優秀な部分もあり、県立大学の無償化や高級公用車の廃止など、選挙時に掲げた公約173のうち、3年間ですでに171項目を達成している。公約を何一つ果たしていない東京都知事と比べると、どれだけマシであるかがわかる。他にも外郭団体への天下りの年齢引き下げや、財政赤字の港湾利権にメスを入れようとしたが、そのために、利権を守ろうとするそれらからの攻撃があったようだ。現在のメディア叩きの正体は、斎藤知事本人の問題は勿論あるのだが、その背景には自民党と維新の政治的な闘争があるようだ。

現在行われている自民党総裁戦では、全てのメディアが小泉進次郎を推すことで一致しているが、喋れば喋るほどボロが出るので、メッキが剥がれ、人気に翳(かげ)りが出てきている。それから目を逸らすために、この知事が利用されているのだろう。いつも言っているように、メディアは権力者たちのプロパガンダ装置であり、マスコミ報道の真逆に真実が存在する。実際に自民党は、20年余りで100億円以上の政党助成金が電通に支払われており、政府ら権力者に都合のよい情報しか流れないのは当然である。その情報を盲信しているのが、日本人の8割以上いると言われているB層の思考停止した者たちなのである。

ただ、この知事も、自身の先祖供養ができていないために、このようなトラブルに巻き込まれている。順風満帆にいかないのも、そこに見えない障害があるからで、浄霊をしない限りは、先細りの人生を歩むことになる。

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