最近は、水子供養の依頼が増えている。一般に行われている水子供養に、多くの人が疑問をもち、効果を実感できていない表れだろう。毎月とか、何度も何度も供養をすること自体、成仏できていない証拠である。何も考えず、皆がしているから安心だという、日本人独特の主体性のなさでは、水子はいつまで経っても成仏できない。
水子の魂は、供養(浄霊)をすると、供養をした人に「ありがとう」とお礼を述べたりして、急いで次の転生に向かってゆく。供養を依頼した人も、今まで心につかえていたものが自然に吹っ切れて、安堵感に満たされる。
水子の魂は、基本的にきれいで汚れていないために、その動きは光の玉のように美しく流れてゆく。ただ、このようなきれいな魂も、浄霊をせずに放っておくと、やはり災いが起きる。それを見かねた先祖たちの逆鱗に触れるようだ。中には、水子が成長していたケースもある。本来、その年齢までは生きる約束事があったように思える。それでも浄霊後は、あっという間に次の転生へと向かってゆく。
水子の存在を口にしたくない人が多いために、実際にはどれだけの水子がいるかはわからない。親戚の集まりなどで、意外にも親や祖父母に水子がいたことがわかるときがある。その場合は、間違いなく水子からの供養の催促が来ていると判断し、急いで浄霊をした方が良い。