「念」というのは、ものすごいパワーを持っている。念の力で物を倒したり、人を跳ね除けたりなども出来る。しかし、このようなものは正しい使い方ではない。人間がそれを使用すると、霊感や感受性の強いものは、めまいや頭痛となって受けてしまう。この念は、人間には生霊となって相手に飛んでいき、人の感情や皮膚やその人の弱ったところを攻撃する。深夜に生霊を飛ばすと、黒い霞(かすみ)のような形で、相手の寝床に侵入する。この極端な例が、深夜にわら人形に釘を刺す丑の刻参りという行為になる。最近も麻酔科のある女医が、SNSでわら人形に釘を刺して相手を呪っている動画を発信し問題になっていたが、非常に愚かな行為だと言わざるを得ない。自分にどのように返ってくるかを知れば、怖くてとてもできないだろう。このように相手を苦しめる行為は、年齢と共に霊体が極端に弱り始め、体力をも失う。人を呪ったり恨んだりする行為は、結局は自分に返ってくるのである。
正しい念は、相手を癒すことが出来るが、間違った念は相手を傷つけ、自分も傷ついてしまう。正しい念とは、人に対する愛情であり、間違った念とは、自分のことしか考えない嫉妬心である。日本人はこの間違った念である嫉妬心を持つものが、あまりに多すぎる。先祖霊にも、このような類で亡くなったものが多いために、優秀な魂も育ちにくい環境となる。そのような意味で、特に生き死霊となって悪い念で人々を苦しめている霊を一掃するために、自殺者、変死、ガンや重病で亡くなったものたちを早く浄化することが、とても重要なのである。