先祖供養の自覚

浄霊時(先祖供養)の瞑想においては、明確な映像が見えるという人や、何も見えなくて落胆するという人もいる。だが、何度も言うように、見えるかどうかはさほど重要ではない。霊的な波動を感じるのは、オーラの強弱、色彩などさまざまな条件で、抽象的、具体的など変化に富んでいる。ただ、これに欲が絡んでくると厄介なものまで見えてくる。すなわち、狐狸など動物霊の憑依によって見えると、鮮やかな背景まで透視出来ることもあるが、自分に凄い能力があると勘違いしてしまうものも多く、そこから供養の道から外れてゆく。

欲を持たずに粛々と先祖の供養に励めば、必ず先祖からの優しい言葉が伝わってくる。こちらの供養(浄霊)は、一体につき1回で完全に終わるが、次の先祖が待っているので、順番通り先祖の供養を行えば、先祖も落ち着き安心する。中には、先祖の事情から強く浄霊を求めるものもおり、そのような場合は「必ず供養をしますので、待っていてください!」と心の中で伝えると良いだろう。先祖に対する自覚は、そのあたりから芽生えてくる。ただし、それが本物の浄霊でなければ、逆に先祖は大暴れをするため、真贋を見抜く力が必須となる。

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