日本を飛び出し海外で過ごす人や、家に寄り付かず旅を好む日本人が増えている。顔は笑みを称え、海外や旅行先での楽しさを口にしているが、内面は孤独な感じである。彼らに共通しているのは、家での居心地の悪さを感じていることである。故郷を離れ、遠くから見る日本と、その中に入って因習的な生活を余儀なくされる状態のどちらを選ぶかといえば、解放的な海外を選ぶようだ。
海外旅行で出会う日本人の多くは、挨拶もせず孤独で暗い感じである。非常に閉鎖社会の習慣が、海外へ行ってもにじみ出ている。閉鎖社会の原点は、先祖の因習的な波動である。因習的な波動は、重い、暗い、といったマイナスの要素を遺伝的なものとして背負っている。彼らの多くは、家での生活に落ち着かない要素を感じ、旅行に出かけ、一時的な解放感を味わうようだが、帰国寸前には暗い影が漂っている。
それは、やはり先祖の供養ができていないがために、家には成仏されていない先祖が、現れては消え、末裔に憑依してしまう。そのために、腰や肩が凝ったり、胃痛や下痢、花粉症などの初期症状から始まり、最後は癌へと重症になってくる。日本の家に居ると落ち着かないのは、そのためでもある。
逆に、先祖たちを成仏させてしまうと、これほど落ち着く住まいはない。旅行に行っても、早く家に帰りたくなるし、浮遊霊や他人の重い先祖霊を感じなくても済む最高の場所となるのである。家への印象も、浄霊の進み具合や先祖の荒れ具合を判断する良い材料でもある。