先月末ごろより、小林製薬の販売する紅麹のサプリメントを摂取した人たちの健康被害が騒がれている。現在まで、サプリメントの摂取後に腎疾患を疑われる5人が死亡し、入院者数は140人を超えている。日増しに被害が拡大しているように思えるが、この報道は当初より不審な点が多い。
マスコミが騒ぎ始めた当初、3月22日に小林製薬が記者会見を行った際、健康被害を訴えたのが14人で、そのうち5人はすでに退院し、一人が入院中だった。それが、報道を機に、「自分も体調が悪いのは、このサプリを飲んでいたからではないか」といって被害を訴え始めたことで、どんどん被害者数が増えているのである。だが、まだ紅麹がその原因とは確定しないのである。疑わしいというだけで、原因の特定までには至っておらず、健康被害との因果関係は不明のままである。それにもかかわらず、早々に小林製薬の紅麹が原因だと決めつけて糾弾するのは、あまりの不可解である。そもそも、7年前より普通に販売されており、今まで健康被害は何も報告されていなかったのである。死亡した人も、70代から90代で、持病持ちかも知れないが、その辺りは何も報道せず、ただ「紅麹のサプリを飲んで死亡した」としか言わないのである。つまり、この1~2年の間で起こった何かが、腎臓機能を弱めた原因であり、小林製薬はスケープゴートにさせられている。これら国やマスコミの動きからは、様々な策謀が見え隠れする。
この連日のテレビ報道は、どのチャンネルも必ずこのニュースが入っている。つまり、テレビがハイジャックされている状態である。以前も書いたが、テレビがどこも同じ報道をする場合、それは大衆の目を何か重要なものから逸らしたい時である。・・
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