立地場所など当初より問題だらけであった大阪・関西万博が、昨日開幕した。350億円もお金をかけた円形の木製のリングは、閉会後には取り壊す予定である。さらに万博で使用するEVのバスも、なぜか中国製である。当初から、この万博は日本経済の起爆剤になると豪語し、反対意見を押さえつけてきた。だが、木製リングの材料は、半分以上が輸入であり、EVバスにいたっては全て中国製である。仮にも日本の経済のためというならば、全て日本製にするのが当然だが、これらを見ても、いかに万博が嘘と欺瞞に満ちた利権の祭りなのかがわかるだろう。
万博とは本来、発展途上国が行うものであり、仮にも先進国を自称する日本がするものではない。特に今回の万博は、「いのち輝く」などと言っているが、当初の計画では死刑執行体験や棺桶に入る体験、動物の屠殺体験など、死を意識させるものばかりであり、マスコットも遺伝子が壊れたような非常に気味の悪い化け物となっている。これだけ見ても、到底まともな博覧会などではないことは明白である。さらに今回は、入場チケット購入に関して、住所などだけでなく、顔画像や音声や指紋、クレジットカード情報、はてはSNSのパスワードなどを提出しなければならない。明らかに異常であり、超管理型社会を作る実験であり、この情報が中国に売られていくのは目に見えている。
以前も書いたように、会場である夢洲はもともと産業廃棄物の処分場であり、地盤が非常に緩く、常に地盤沈下をしている。メタンガスも常に発生し、爆発も起きているため、火気厳禁としているが、そのような危険な場所で万博を行うこと自体おかしいことである。昨日は雨だったが、この程度の雨でも排水がうまくいかず水浸しになっていた。梅雨時期や台風が来れば、あっという間に逃げ場のない陸の孤島となり、地震が来れば液状化する非常に危険な場所なのである。さらに、バイオテロのうわさが出ているが、このような逃げ場のない場所では、多くの犠牲者が出る。場所や内容を見てもわかるように、この万博そのものが危険であるため、まともな人間であればまず近づくことはしないだろう。
結局、この万博はIR(カジノ)をこの地で行うためのインフラづくりであり、批判が出ないようにするために、無理やり万博を行っているにすぎない。このことが多くの日本人が知ることとなったため、万博はさらに人気が低下している。万博は赤字が確実だが、そのツケは我々国民が払わされることを忘れてはならない。開幕初日は雨で、ブルーインパルスも飛ばなかった。これが、この先の万博や日本の未来を占っているようだった。