先日、音楽家である坂本龍一氏がガンで死去した。その件で、当協会のスタッフが気づいたことをまとめたので紹介しよう。
『 4月2日の日曜日、インターネットのニュースで、坂本龍一さんが死去したことを知りました。その日、テレビでも速報が流れたので、驚いた人も多いと思います。私自身、それほど詳しい訳ではないため、驚きはあっても、悲しみはそこまでありませんでした。
ですが、昨日、私が普段聞いているラジオ番組では、どのチャンネルも坂本さんの訃報に関する話題ばかり流れており、その中でも、ある女性ナビゲーターの話が印象的でした。その人は50代前半で、坂本さんとも仕事で以前交流があり、ファンでもあったようですが、彼女は訃報を耳にしてから3時間ほど、ずっと泣いていたようです。放送中も、視聴者からの坂本さんに対するメールを読みながら涙する始末で、相当堪えているようでした。さらに、視聴者さんからの話では、坂本さんは亡くなる数日前には、近親者に「苦しいから、もう逝かせてくれ。」と言っていたそうです。私はこれらの一連の話を聞いて、一般人の死に対する考えと現実との乖離、そして浄霊をしていただけることの難しさを、改めて実感しました。
世間一般との乖離として、まず一つ目は、悲しみの感情です。皆さん、「ご冥福をお祈りします」とか、「天国に行った」という言い方をされますが、本当に死んで楽になったのだとすると、なぜ悲しい感情になるのでしょうか?その悲しみや涙こそ、星椎先生がおっしゃるように、故人が悲しんだり苦しんだりしている証拠だと思います。
二つ目に、「死んで苦しみから解放された」といった言い方をする人が多いのですが、それは全くの間違いだという事です。星椎先生がコラムや著書で書かれておられましたが、生きている人間が、死後の顔を見てそう思い込んでいるだけなのです。さらに、「魂に、生前の苦しみや痛みが刻み込まれているため、死後も苦しみ続ける」と言ったことを書かれておられましたが、そこを理解できないために、勝手に死んで解放されたと思い込んでいる。その割に、悲しくて涙を流している。この矛盾に気づかない限り、決して浄霊には気づけないという事です。
三つ目に、いくらお金や名声があっても、浄霊とは無縁であるという事です。坂本さんほど有名な音楽家であれば、一般の人よりも資産はたくさんお持ちであると思います。ですが、いくらお金があっても、親族や親しい人が、坂本さんの浄霊を依頼されてこない限り、この苦しみから解放されることは永遠になく、成仏も不可能だという事です。このことから、「お金」と「浄霊」という2つの徳は、持たせてはもらえないのだということがよく分かりました。
こういった有能な著名人の訃報は残念ではありますが、彼らの病気や不幸ごとなどの話から、先祖供養(先祖の浄霊)の必要性や、アトランティス協会の浄霊に辿りつくことの難しさを痛感しました。彼らのようにならないためにも、精一杯浄霊を頑張らなくては、と思いました。 』
今回の坂本龍一の訃報は、多くの人に衝撃を与えた。彼は2014年に中咽頭ガンを公表したが、これにはかなりの先祖の憑依があった。その後、直腸ガンが見つかり、肝臓などに転移し、6回もの手術を受けていた。最初の時点で先祖に気づけばよかったのだが、浄霊するだけのお金はあっても、先祖の浄霊を許可されるだけの徳はなかった。このように、先祖の訴えに気づけなかったものは、いずれ自分も同じ目に遭うという良い例でもある。