少し霊が見え、除霊できるものが霊能者を名乗って商売をしているが、これらを総称して『半端(はんぱ)見え』と言う。このようなものたちは、自分が高い位にいると勘違いして、神様気分になる。しかし、このようなものたちは、決して高い魂ではない。霊が見えたり、見えない世界への理解は、「自分の家の先祖に気が付きなさい」というメッセージであり、先祖の浄霊能力とは全く関係がない。それを、自分がすごいと勘違いして有頂天にやっていると、やがて狐狸などの動物霊の餌食になり、最初は上手くいくようだが、最期は悲惨な結果を生む。
普通の魂のものが、この地上界で数百年修行したり、何度も生まれ変わっては修行を重ねても、浄霊能力を身に付けることは有りえない。それには、実は深い宇宙を司るものとの約束事を理解しなければならない。これは、役目があり、神としての意識で動くものだけが持つ神通力なのである。
釈迦の弟子と言われたものに、この浄霊能力を使おうとしたものがいたが、それは数万年生きても不可能である事を、死ぬ寸前や、死んでから理解する事になる。何故なら、死んでも自力では霊界へ行けない事が、否が応でも分かるからである。この『半端見え』というのは、芸能人や政治家のようなもので、プライドだけが高く、中身のないものを言う。