ある僧侶の話

とある席で知り合った70代半ばのその僧侶は、自分の病気自慢を始めた。まず、膝が痛くて、正座ができないという。檀家の家に行っても、座布団に座れないため、椅子に座ったままの読経となるようだ。さらに、目の病気で視野が狭くなり、目に直接注射を打つ治療をしているが、左目がほとんど見えてはいない。関節痛や神経痛など、病気の話が際限なく出てくるが、「年齢だから仕方がない」と本人は思っているようだ。

こういった話は、いろいろな場所でよく聞かれる。彼らは病気の原因を、加齢や遺伝と考えているが、ほとんどが先祖の霊障が原因である。この僧侶も無神論者であり、霊感もなく、肝心の自分の家の先祖が成仏しているかどうかも分かっていない。法要と称して金銭を受け取り他家の供養を行っているが、成仏出来ていない檀家の先祖霊にも憑依され、さらに病状が悪化している。先祖としては、力のない僧侶でも救いを求めて縋(すが)ってゆくが、それすらも理解できていないようだ。

若いうちはまだパワーもあって霊障も弾けていたが、老化とともにどんどんパワーは落ち、そこを一斉に襲われているようだ。今後、病状は改善することなくさらに悪化するだろうが、これは出来もしない供養を商売にしていることへの神罰でもあるようだ。

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