ウクライナ和平

先日、アメリカ・フロリダで、ウクライナ代表団とアメリカの高官による和平協議が行われた。その数日前、トランプ側からロシアとウクライナに対し、28項目の和平案が提示されたが、その中身は、かなりロシア寄りに見えるもので、ウクライナにとっては実質の降伏であり、敗戦を決定づけるものである。

今回のトランプ側の出した和平案は、国務省を通すなど本来の正式なプロセスを完全に無視し、裏ルートを使い独自の和平交渉を進めている。その主な理由としては、国務省には戦争を継続したいネオコンやその息のかかったものたちが多数いる。このネオコンとは、対話よりも武力による解決を目的としており、軍事企業と強い関連があり、軍需産業の利益を目的としているものたちであり、通常の外交ルートでは彼らから邪魔をされ、停戦までには持ちこめないと判断したからだろう。

この和平案には、2014年にロシアが併合したクリミア半島や、今回のロシア・ウクライナ戦争の引き金となったロシア系住民が多く住む東部のドンバス地域を正式にロシア領に承認することや、さらに、ウクライナのNATO永続非加盟を憲法に明記することを義務付けており、NATOの東方拡大の停止も盛り込まれている。実はこれらは、ロシア・ウクライナ戦争が始まった当初からプーチン大統領が終戦の条件としていたことであり、ロシア側の主張は最初から変わっていないのである。

今回の和平案は、領土や軍事、政治など、ウクライナの主権構造そのものを書き換えるものであるが、もしウクライナ側が拒否すれば、アメリカはウクライナ支援から手をひくと言っているため、ゼレンスキーは受け入れざるを得ない状態にある。仮に拒否しアメリカが撤退すれば、アメリカから提供される潤沢なお金や兵器が無くなり、ロシアと戦うこともできず、またウクライナ国民の暴動も抑えることはできなくなる。先日、ウクライナ政府の中枢で大規模な裏金問題が発覚したが、ゼレンスキー自身が腐敗の大元であり、いつ革命が起きてもおかしくない状況になっている。さらにゼレンスキーは、大統領の任期が2024年5月で切れているが、戦争中であるとの理由で大統領選挙を行わず、未だに権力にしがみついている状態である。今回の和平案には、100日以内に大統領選挙を行うことも明記されており、和平案を受け入れても拒否しても、いずれにせよゼレンスキーは失脚し、投獄か亡命の道しか残されてはいない。この先、ゼレンスキーの汚職も暴かれるだろうが、その時、ゼレンスキーを英雄呼ばわりしていた連中はどのように考えるのだろうか。いずれにせよ、ロシア・ウクライナ戦争は、当初の予定通り、汚職を理由に終結してゆく。

未だに日本は、ロシアが軍事侵攻し侵略してきた悪だと言っているが、2022年2月から始まったロシア・ウクライナ戦争は、元を正せばユダヤ人が2014年にウクライナに乗り込んできて、マイダン革命を起こして政権を転覆させ、戦争の火種を作り出してきたのである。互いに憎しみ合わせ分断し統治するのは、連中の常套手段であり、いつも同じ手を使うのも特徴でもある。一般の我々は、テレビなどマスコミによって操作され、右派vs.左派、西側vs.東側と言ったように対立を煽られ、お互いを憎しみ合わせ戦わせられている。しかし、本当に悪いのは、平和な場所に戦争を仕掛け、我々を争わせるものたちである。それが一部のユダヤ人である「シオニスト」たちなのである。今も、やたらと中国を憎むように煽動され、戦争をちらつかせているが、我々人類の本当の敵はロシアでも中国でもなく、シオニストたちなのだということを理解しなくてはならない。

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