霊能者や新興宗教で、頻繁に行われている「除霊」」という行為は、決して良いものではない。除霊とは、その人に付いている霊を一時的に外す、ということなのだが、それが先祖霊であれば、何故外されなければならないのか合点が行かないだろう。生霊であれば、再び取り憑くし、狐狸の霊も性格が符合するので再びやってくる。そのため、具合の悪い人が、除霊で霊を払ってもらい症状が一時的に軽くなっても、霊たちは再び取り憑いてくるため、また具合が悪くなって除霊をしなければいけなくなる。そうやって霊の問題は解決しないまま、何度も何度も足を運ぶことになり、お金と時間だけを使わされる。つまり、除霊では何も解決しないのである。
除霊と浄霊の識別が、まだまだ一般の人には分かりづらいようである。除霊は一時的に楽になっても、しばらくしたらまた体が重くなるし、気持ちも塞いでくる。これは除霊の典型である。
それに対して本物の浄霊は、霊感のある人であれば、ウキウキとした気持ちが出てきたり、病気が治まるのが分かったりする。遠く離れた場所にいても、先祖が成仏していく映像が見れたり、体が軽くなるのが分かるようだ。しかし、ここに至る感覚のない人が殆どなので、一度の浄霊で消えていくものも多い。そういう人は、他でお金を使うしかないのである。
先祖を邪魔者として除霊したとき、外された霊は怒りとなって末裔をだれかれとなく憑依する。すなわち除霊とは、生きていたものを足で蹴飛ばす行為である。今後、この怒りが大量の憑依現象を生み出すだろう。芸能人が大病を患って死に至る場合に、結構このことが起こっている。つまり、自分専属の霊能者と懇意になるために除霊をしている。その結果、あっという間に死ぬ。それは、先祖霊の反撃でもある。