大型連休に入り、かなり世間が浮足立っている。今までのコロナでの自粛から、3年ぶりにということで、海外旅行やレジャーに出かける者も多い。まるで平和が戻ったかのように錯覚しているが、現在は戦時下であることを忘れてはならない。先日、三井住友銀行のATM障害があったばかりだが、ロシアからと思われるサイバー攻撃が多くなっている。ロシアのウクライナ侵攻により、日本政府はロシアの外交官を追放しているが、これは宣戦布告に近い行為である。制裁による報復が日に日に強まっており、いつ自分たちが巻き込まれてもおかしくない状況にある。何もミサイルが飛んでくるだけが戦争ではない。企業や金融機関への攻撃も、それ以上の脅威となっている。
戦争だけではない。地震の脅威も同様に警戒する必要がある。政府が昨年より何度も警告しているように、南海トラフや首都直下などの大地震の脅威は、日に日に高くなる一方である。気が抜け油断した時こそ、大災害に見舞われやすい。戦時下であることを念頭に置き、警戒しながら過ごした方が良いだろう。