大型連休も終わったが、今年も連休中の事故が多かった。事故だけでなく事件も多く、供養をしていないと簡単に事故に巻き込まれてしまう。
大事故があった現場を通過すると、そこには大きく黒ずんだ箇所が見える。そのような場所を、一般に心霊スポットと呼ぶことも多いが、事故が起きたばかりの現場では、事故死した霊が呆然と立ったままでいることが多い。車が潰れたまま死んでしまうと、霊も車の中に閉じこめられたままとなる。そのために、仮に事故車を修理しても、亡くなった霊はその中に入ったままなので、同じ事故を引き起こす。
「歴史は繰り返す」というが、事故の場合も当てはまり、全く同じ状態の事故を起こしてしまう。酒を飲んだり、疲れから睡魔に襲われたりすると、心霊スポットに突入してしまう。一瞬にして亡くなったものは、この世に未練があり、まだ肉体の感触が残っている。そんな時、待ち受けていたように、油断したものが近づいて来ると、楽に肉体に入っていた魂を弾き飛ばし、事故を起こした霊が操作して同じ事故を起こす。
死なずに済んだものは、その間の出来事を「何も覚えてはいない」と話す。それは嘘の場合もあるが、実際に多くの事故が、そのような憑依によって起こっていることを示す例でもある。そして、そのような事故が頻繁に起こる時は、先祖の仕業と思って間違いない。
不幸ごとには必ずと言っていいほど先祖が絡んでいる。それは、霊能者たちの言う祟りではなく、先祖のSOSである。