先日、ホワイトハウスでトランプとゼレンスキーによる米ウ首脳会談が行われた。当初は和やかな雰囲気だったが、度重なるゼレンスキーの非礼な態度に、同席したバンス副大統領が叱責し、その後激しい口論となった。結果、口喧嘩で物別れした歴史的な会談となったのだが、そもそもスーツも着用せず、汚い格好で会談に望むゼレンスキーにも問題がある。戦争中だからと言い訳をしているが、同席しているウクライナの官僚たちがスーツを着ているのだから、彼の言い分は通用しない。非常識であり、そもそも話し合いをする気がない証拠である。だが、ゼレンスキーとしても、つい最近まではバイデンが背後におり、資金や武器の提供を受けて戦争を継続しろと言われてきたのだから、いきなり梯子(はしご)を外され、ウクライナを抜きでロシアとの停戦をしようとするアメリカに対し怒る気持ちも理解できる。このウクライナの現状は、我々日本にとっても決して他人事ではない危険を孕んでいる。
現在トランプは、肝心のウクライナを入れずに和平交渉を行なっているが、これこそウクライナ戦争がアメリカとロシアの代理戦争だったという何よりの証拠である。そしてトランプは、今まで援助した金を返せないのであれば、地下資源で返せと迫っている。これだけを見れば、トランプが冷酷な人間に見えるかもしれないが、それに対して英仏率いる欧州は、停戦後に有志連合を結成しウクライナに派遣すると言っている。そもそも、停戦後はロシアも攻めてこないのだから、兵を派遣する必要は全くないはずである。これらの意味することは、アメリカや英仏のお互いが、ウクライナの資源を狙っているということである。
アメリカとしては、戦争を終わらせ、戦後復興という形で地下資源をとっていきたいと考えているが、英仏欧州諸国は、あくまで戦争を継続したままアメリカに主導権を与えずに、アメリカが撤退した後に軍隊を派遣し、直接資源を掌握しようと画策している。実は今年1月、イギリスとウクライナは、100年パートナー協定を結んでいる。これは、ウクライナの地下資源やエネルギーインフラなどを、イギリスの管理下に置くというもので、実質は植民地支配の協定なのである。つまり、トランプだけが悪目立ちしているが、その裏ではもっと酷い支配をイギリスがしているのである。
このように欧州は、資源がないため、中世より植民地支配をしてきた歴史がある。それを考えれば、今回のウクライナ戦争の本質が、ロシアやウクライナの資源を奪うためのものだったことがわかるだろう。今回の米ウ会談の失敗も、わざとさせた可能性が高い。アメリカとウクライナを仲違いさせて得をするのは英仏であり、その証拠に訪米後にゼレンスキーはイギリスに行っている。第3時世界大戦という言葉も何度も出てきたが、ウクライナの行動次第では、世界大戦に発展する可能性は十分にある。
平和ボケしている日本人にとっては実感がないだろうが、実は日本の海底には莫大な資源が眠っている。重要なことは、この資源のあるところが常に狙われているということである。巨大地震や火山の噴火など大規模な災害が起きたときや、あるいは極東有事など、日本は地政学リスクが非常に高く、ウクライナの二の舞になる可能性が非常に高い。特に、今年から来年にかけては、災害や戦争のリスクが非常に高まっている。だからこそ、浄霊を急がなくてはならないのである。危機を理解しているものは、どんどん浄霊を進めて先祖に託している。この先は、そういう意識のものしか助からない世の中となる。