盆月は、とかく災害や事故が多い。この理由は、先祖の霊が各家に帰ってくるからである。この時期は、霊が地獄界や餓鬼界、幽界、霊界から降りてくる。最近では仏壇のない家も多いため、自分が亡くなった場所へと行ったり、末裔にすがりつくようだ。
この時期に、咽が異常に渇いたり、甘いものが無性に食べたくなるのは、先祖の霊が末裔の体を通して、飲んだり食べたりしているからである。特に、成仏出来ていない先祖ほど、その意識は強くなる。
仏壇やお墓に参る時は、そのことも念頭に置いてあげると、先祖は喜ぶ。このような意識を少しでも持つことが大切で、盆休みだからと遊んでばかりいる家庭は、思いもよらぬ事故が、突然自分の家を襲ってくる。