中東情勢

連日、目まぐるしく中東情勢が揺れ動いている。時間が経つにつれ、テレビの報道やアメリカ側の言い分にはかなりの嘘がある事がわかってきている。

今回のアメリカ・イスラエルによるイランへの先制攻撃は、そもそもの大義名分がない。オマーンが仲裁国となり、アメリカとイランは核協議を行っていた。そこでアメリカ側が突きつけたのが、濃縮ウランを全て差し出すなど、降伏命令書とも取れる強烈な条件だった。当初、イラン側が拒否すると思われたが、意外にもこの条件を呑んだとオマーンの外相が証言している。しかし、イラン側が受け入れを表明した後で、急遽アメリカが空爆を行い、ハメネイ師など幹部を殺害したのである。これは完全な騙し討ちであり、アメリカ・イスラエルの目的は最初からイランの脅威を取り除くのではなく、中東で戦争を起こさせることである。イスラエルは、自国以外で中東が潰しあってくれるのを目論んでいるようだ。

これは、シオニストたちによる中東戦争から第3次世界大戦を起こし、そして世界を統一するとういう計画があり、そのためにこのような争いをわざと起こしている。トランプは、その操り人形に過ぎない。当然ながら、アメリカ国内でも、今回のイランへの攻撃は非難されており、支持率は37%まで落ちている。一度目の就任時には、戦争をしない平和を愛する大統領などと言われていたが、再戦後は人が変わったように、世界で戦争ばかり起こし、今では世界で一番戦争をする大統領になっている。日本でも、保守層を中心にトランプを応援する著名人やYouTuberたちが多いが、彼らの言い分は、トランプがディープステート(地下政府など支配者たち)と戦っている正義の使者だとしている。だから、トランプがやることはすべて正しく、何をやっても許され、逆に悪人は何をされても仕方がないという、まさに善悪二元論によるトランプ信仰なのである。この勧善懲悪のイメージが、特に日本人に受けているのだろう。時代劇が人気があるのは、悪は最後には滅びているからだが、これは現実世界にはほとんど起こらない裏返しでもある。だから、いくら彼らがトランプをヒーローのように仕立て上げても、世の中は全く良くなってはいないという現実がある。むしろ今回のイランへの攻撃により、ホルムズ海峡が封鎖され、日本でも原油価格が上がり、庶民が苦しんでいる。これが答えなのである。ベネズエラの一件を見ても分かるように、トランプがやっているのは、力による現状変更と資源の強奪であり、ヒーローなどでは全くない。

ニュースでは、ホルムズ海峡の事実上の封鎖と言ってはいるが、実際はイスラエルとアメリカ以外の船は通している。むしろ中東諸国が石油を輸出できないために、景気も徐々に悪くなり、アメリカへの投資もどんどん引き上げている。つまり、時間が経てば経つほど、アメリカが困窮してゆくようになっており、負けがほぼ確定しているのである。

イランは日本に対し、アメリカに味方をすれば敵国とみなすと言っている。アメリカは自衛隊に出動要請をしているが、そうなればイランから敵国とみなされ、インフレやオイルショックが引き起こされるだけでなく、日本人も標的になっていくだろう。現在、高市首相が訪米しているが、そこでの交渉如何によっては、日本も戦争に巻き込まれていくことになる。そのような重要な局面に、現在は差し掛かっている。

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