ミサイル発射

昨晩、北朝鮮からミサイルが発射されたとテレビでは速報を出して大騒ぎしていた。どのチャンネルもそれ一色で、まるで戦争でも起きたかのように報道していたが、相変わらずの茶番としか言いようがない。

そもそも北朝鮮は、今回も明確に、「衛星の打ち上げ」だと言っている。

韓国軍ですら、軍事偵察衛星の発射と言っているし、首相官邸の発表においても、「衛星を打ち上げる」としっかり書かれている。それを、日本に向かってミサイルを発射しただなどと言っているのは、明らかな嘘である。その証拠に、沖縄周辺も通常通りに飛行機や船が航行していた。本当に危険なものであれば、一切の航行を禁止するはずだろう。過去一度も日本に落ちたことのない北朝鮮からのミサイルを過剰に恐れることは、冷静な判断力を失わせる。そしてこの北朝鮮のミサイル発射というのは、不思議なことに、内閣の支持率が落ちた時や政府に不都合な大きな事件が起きたとき、さらには国民にとってよくない法案をこっそり通したいときに起こる。今回で言えば、支持率を上げるためや、危機を煽って防衛費を上げる口実を作るため、そしてパンデミック条約や国際保健規則(IHR)の改訂などから目を逸させるためのものだろう。

これだけ大騒ぎしながらも、なぜか大企業や銀行家たちは全く慌てない。それは、彼らが、北朝鮮が日本やアメリカから数兆円という多額の援助金をもらっているのを知っており、ミサイル発射になんら危険性がないことをわかっているからである。そして北朝鮮が定期的にミサイルを発射し、「北朝鮮は危険な国だから、防衛費を増大する」という口実を作り、アメリカから大量の武器を買わされるのである。表では批判しながら、裏ではガッチリと手を握りあっているのだ。

今回の三文芝居も、結局は来年以降に戦争を起こすための雰囲気を作るためだろう。このようなテレビや政府の嘘を見破り、真実を見極める目を国民の一人一人がもっと養い、どんどん声を上げてゆかねばならない。さもなければ、自由も人権も取り上げられ、思想やお金も完全に管理された、家畜や奴隷のような未来しか残されてはいない。

お問い合わせフォームはこちらお問い合わせフォームはこちら
error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました