連日、猛暑が続いているが、同時に熱中症患者も増大している。6月20日からの一週間で、すでに前年と比べ3500人も増えている。この増加原因の一つには、マスクがある。
最近のテレビのインタビューで、強い日差しの中、屋外でマスクをつけた老人が「暑くて困っている」と話していたが、傍から見ると異常としか言いようがない。どんなに暑くて熱中症の危険があっても、なぜかマスクを外そうという発想には至らないようだ。彼らは感染防止効果を信じてつけているのだろうが、マスクの網目では、小さすぎるウイルスを防ぐことは不可能である。しかも、現在のような気温が30度以上もあり高温多湿な状況では、ウイルスは活動できない。つまり、全く効果のないどころか、命の危険のあることをしているのである。このような医療の基礎を、なぜテレビも医者も言わないのだろうか。
そもそも、マスクに本当に感染を防ぐ効果があるのであれば、なぜほぼ100%の国民が2年半もマスクをつけ続けているのに、感染が収まらないのか。なぜワクチンを何度も打ってマスクもつけている人が、コロナに感染しているのか。これらは、マスクやワクチンに、何の感染防止効果もなかった証拠である。だが、当初の目的すら忘れ、外していいのかも自分で判断ができないほど、日本人の脳は劣化している。
最近、夜中にテニスのウィンブルドンが放送されていたが、誰一人としてマスクはつけてはいない。岸田首相が海外では当たり前のように着けていないように、すでにマスクは必要ないのである。逆に、いまだにマスクをつけ続けている日本人を見て、日本は感染爆発しているのかと驚いていた。こういった、自分の頭で何も考えられなくなった姿は、非常に幼稚で恥ずかしい。
マスクに関しては、特に子供達への悪影響が顕著である。酸欠状態が続くせいで認知機能が低下し、マスクのせいで表情から読み取る力や、顔を認識する能力が著しく低下している。このまま大人になれば、他人とコミュニケーションもできない人間いなってしまう。また幼稚園などでは、電力逼迫(ひっぱく)を理由にエアコンを28度に設定し、暑いと言いながら室内でマスクをつけさせている。これがどれだけ熱中症のリスクをあげているのかわかっているのだろうか。クレームを恐れ、その対策にしか頭にない大人たちの責任は大きい。早くマスクを外し、正しく恐れることが、一番の感染症対策となる。