海外では続々とマスク着用の緩和が進んできているが、日本ではいまだに着用しており、外そうという気配すらしない。先日、岸田首相が海外を訪問した際は、全てノーマスクだった。だが、日本に帰国した途端にすぐにマスクを着け、先日の衆院内閣委員会では「マスクの緩和は見直す時期ではない」というダブルスタンダードぶりである。これには、ネットを中心にかなりの批判が集まっていた。岸田首相は「マスクは感染の基本的予防策としては重要だ」と言っているが、では彼は、ノーマスクという感染予防の基本的な対策もせずにローマ法王と会っていたということになり、法王の健康を危険に晒す非常に無責任な人間だということになる。つまり、本人はマスクが無意味であることをちゃんと理解しているのだ。だが、パンデミックを演出し続けるためには、マスクという不自由なものが必要不可欠なのである。
マスクに関して、WHOも不要だと言っているし、ハーバード大学の研究者たちも、マスクの着用は感染予防に最も悪い行為であると結論づけている。そもそも、マスクに本当に感染予防効果があるのであれば、なぜ国民の99%以上がマスクを着けている日本で、2年以上もパンデミックが収束しないのか。これは、マスクやワクチンに何の効果もなかったという証拠である。
最近では、マスクをマナーや常識だという者もいる。もはや、感染予防が目的ですらなくなっており、目的を見失っている。素顔を見せるのが恥ずかしいと思っており、その対価として健康を失っていることにも気づいてはいない。大人はともかく、子供達は親の素顔すら知らずに育っており、表情から学ぶという人間としての大事な学習の場を失っている。このまま育てば、将来は他人とコミュニケーションも取れない人間になってしまうだろう。我々大人がその危険を察知し、早くマスクからの脱却をしなければ手遅れになるだろう。