テレビやインターネット上では、霊能者の類の者たちが間違った情報を平気で流している。映像の編集が上手かったり有名だというだけで、彼らを本物だと思い込み、鵜呑みにしてしまうことが多いようだ。背景には、日本におけるスピリチュアルブームがあるのだが、火付け役の者たちを見ても、見た目からして完全に狐狸の類であり、どうして騙されるのか不思議なほどである。彼らが話す中身も非常に曖昧で、どれも地に足がついていないお花畑思考が強い。このスピリチュアルというのは、目に見えない世界のことを触れているため勘違いしやすいが、彼らが言うスピリチュアルの本質は自分のためのものであり、決して先祖のためのものではない。
元日に起きた能登半島での地震に関して、面白い話があった。
「今年の元日は、一粒万倍日や天赦日などが重なる最強の開運日だ、と多くの占い師やスピリチュアルユーチューバーたちが動画を投稿していた。だが、元日は能登地方で震度7の大地震が発生し、多数の犠牲者が出ており、絶望に打ちひしがれている人が大勢いるこの状態の、一体どこが最強の開運日なのか!?」
と追及しているものだった。開運日だと言ったものたちは、被災者がなぜこのような目に遭わなくてはいけないのか説明ができない。これは、金運が上がるというパワーストーンというただの石を販売する店が潰れるのと同じで、矛盾だらけであり、彼らの言っていることが間違っている証拠でもある。
このような人の欲に付け込んでくるものは、詐欺の典型である。特に、目に見えない世界においては、嘘が多すぎるため、心眼が備わっていないと痛い目に遭う。つまり、その人間にしっかりとした芯がないと、簡単に騙されてしまうのである。
逆に、こちらでの先祖の浄霊(先祖供養)が理解できれば、そのような欲につけこんだ嘘には騙されなくなる。目に見えない世界において最も重要なことは先祖を救うことであり、そこに触れないものはまず偽物だと判断して良い。浄霊に必要不可欠な無欲、すなわち「芯」がその人に備わっているのかどうかが、本物にたどり着く大きな分岐点となる。