前回の記事では、先祖供養やお墓参りにおいてのNG行為をご紹介いたしました。
【お墓参りのNG行為!】先祖供養で絶対にやってはいけないこと!
今回は「これってNG行為なんだろうか…?」と疑問に感じる、その他のことについて解説いたします。
本当はNG行為でもなんでもなく、問題のない行為もあるのでぜひご覧ください。
■一人でのお墓参りや先祖供養って本当にNG?
一人で先祖供養の為に、お墓参りをすることは本当にNGなんでしょうか?
実は数十年前までの昔は、本当に一人でのお墓参りはNG行為だったのです。
ではなぜ、ただの先祖供養やお墓参りが一人だとNG行為になるのでしょうか。
その理由は日本人の信仰や、考え方の根幹にありました。
ひと昔前までは、一人でお墓に行くと「霊に引っ張られる」という風に考えられていたからでした。
しかも昔はお墓といえば、山や人気のない場所に建てられることが多く、人攫いなどもいたことから、一人での先祖供養やお墓参りには危険が伴うということを伝える為に、NG行為とされてきました。
また、日が沈んだあとの山はとても暗く、足を踏み外してしまい滑落してしまったりなどの危険も同時に存在しました。
しかし、現代では比較的明るい所にお墓があることも多くあり、墓地やお寺なども綺麗に整備されていることから、一人での先祖供養やお墓参りも何ら問題のない行為へと変化してきました。
今となっては完全に迷信めいた話ではありますが、昔の人々の間では、命を守る意味合いもあり、一人での先祖供養やお墓参りはNG行為とされていました。
■午後のお墓参りや先祖供養って本当にNG?
午後から行くお墓参りもNG行為の一つとして考えられています。
それというのも、古来よりお墓参りや先祖供養というものは最も優先すべき事柄と考えられているからです。
その為、厳密には午後から行くお墓参りがNGなのではなく、お墓参りというものは午前中に行くべきという考えなのです。
それとお墓の周辺は遮蔽物がほとんどない場合が多く、夏場などは特に脱水症状や熱中症にもなりやすいということもあります。
そういったことからも、お墓参りひいては先祖供養は午前中に行う、という考えが昔から継承されてきたようです。
また、何か別の用事のついでに行ういわゆる「ついで参り」はマナー違反とされています。
しかし、仕事の都合や、どうしても午後からの時間しかない場合など、または遠方に住んでいる場合などには仕方のないことな為、結局は午後からのお墓参りでも問題はありません。
逆に「午後からしか時間が取れないから、お墓参りには行かない。」という考えや、それを言い訳にして先祖供養を行わない、ということのほうがよほど失礼なのです。
都合のいい時間やタイミングを見つけ、適度にお墓参りに行き、先祖供養を行う。
なにかと忙しい現代だからこそ、自身のタイミングでお墓参りに行くようにすべきでしょう。
■お墓参りや先祖供養のNG行為をおさらい!
本当はNG行為ではない「一人でのお墓参り」や「午後からのお墓参り」について解説いたしました。
そこで今回のお墓参りや先祖供養に際してのNG行為を振り返ってまとめとしたいと思います。
・お墓に飲み物をかける行為はNG
・お供え物を置いたままにするのはNG
・ろうそくの火を息で消すのはNG
・花粉や蔓のあるお花は極力避ける
・他のお墓に不用意に近づくのはNG
・墓地で遊んだり走り回ったりするのはNG
これらのNG行為をしっかりと胸に刻み、定期的なお墓参りと先祖供養を行うよう心掛けましょう。
お墓参りや先祖供養というものは、ご先祖様へ挨拶をしたり、日頃の感謝の気持ちを伝えたりすることで供養する行為のことです。
なによりも気持ちが大切とされている先祖供養やお墓参りです。
明確なルールや、細かなマナーなどが特に決められているわけではありません。
しかし、最低限抑えておかなければいけないマナーやルールは存在します。
これからお墓参りに行く予定がある、または先祖供養を行う気持ちがある方は、前回と今回の記事を参考にいただき、周囲のお墓に迷惑をかけないようにご先祖様の供養を行いましょう。
■しかし本当の先祖供養は…
しかし本当に先祖供養を行いたい場合には、上記のようなただの形式的なお墓参りや先祖供養では何の効果も得られないというのが現実です。
自己満足に過ぎない行いでは、現世を彷徨っている多くの先祖の霊は成仏することが叶わず、それらは自身へと悪影響を生じさせてしまいます。
可能であるならば、しっかりと先祖の霊を浄霊させてあげる必要があるのです。
お困りな霊障がある方は、今すぐアトランティス協会の行う先祖供養を体験してください。
原因不明の疲労や、陰鬱で優れない気分、上手くいかない人間関係、健康に過ごしてきたはずなのに罹ってしまった病気など。
自身の為にも、そして未だ成仏出来ない先祖の為にも。
出来ること、すべきことは多くあるのです。