こちらへの問い合わせで、「供養したら今の状況が打開できますか」とか、「この難病が治りますか」という質問が、相変わらず多い。
このことは先祖も背後でしっかり聞いているし、末裔の考えていることは口に出さなくても理解しているので、少しでもそのことのために供養をした場合、憑依していたものが入れ替わるだけなので、大きな変化にならない場合も多い。先祖たちは、気の遠くなるほど夥しい数で末裔の後ろに並んでいる。たとえ一人二人浄霊しても、それが打算での供養であれば、先祖は末裔には感謝もせずに、肉体的な回復など何の変化も起こらずに霊は上がって行く。そういう末裔に限って霊感などないし、持ち前の疑い深い性格が頭をもたげ、すぐにここでの供養を諦める。
本当の供養は、現状を打開するためのものであってはならない。あくまで苦しむ先祖を救うためのものであり、試練の先に本当の幸せが見えてくる。
