自殺の原因のほとんどが先祖からの憑依であるが、その連鎖が絶えず続いている。最近は１０代の死因の４０％、２０代の死因の５５％が自殺である。これも、一つはマスコミの影響が非常に強く、簡単にその場から逃れる方法をマスコミが誘導しているためと思われる。現代人の異常なまでのスポーツや音楽への熱中さをみてもわかるように、日本人の単純さは、マスコミの影響がすぐに出る風潮を持っている。日本人の根本には、根拠のない風評がまかり通っているのだが、一つは論理に弱い哲学のなさが上げられる。だから、偽善者を堂々と認める形をとるのだろう。
これと呼応して、先祖は人間の世界だけではなく、先祖たちも興味を持って末裔の背後でテレビを見ている。それは見ているだけに留まらず、その行為を末裔に憑依して、実行させているのである。自殺はマイナスの要因を大きくさせ、そのマイナスに弱い神経を同調させるだけで、簡単に自殺に誘導できる仕組みになっている。
この先祖の経緯には、大いなる先祖同士の熟考した話し合いの結果生じたのであって、短絡的な子孫を生ませ、あえて考えさせているのである。
『自殺＝先祖』という構図の深さをもっと真剣に考えなければ、不幸の連鎖は断ち切ることは不可能なのである。
